築200年以上の蔵と、蔵に住みつく麹は「宝物」です。
創業寛政(二百有余年)からの歴史ある醸造蔵がそのまま現存し、醤油造りを絶えることなく今も造り守り続けています。現存している蔵は、手を加えていないため天井、壁、床、樽、桶といった至るところに微生物が棲みついています。この微生物の正体が、私どもが宝としている醸造菌です。日本にまだ多くの歴史ある醤油蔵が点在していますが、残念ながら人の手が入り、菌が棲みつきにくい環境に変えてしまっているところが多いようです。その中で丸中醤油の蔵は、今も昔ながらの製法を守っています。丸中醤油醸造蔵は国登録有形文化財に登録されております。